facebook twitter
「金は小幅上昇、原油は大幅反落」
江守 哲
コモディティ デイリーコメント
貴金属、原油を中心とした商品(コモディティ)マーケットの要点をまとめたデイリーコメント。コモディティマーケットに精通した江守氏の鋭い着眼点に注目。

「金は小幅上昇、原油は大幅反落」

2017/7/6
一時8週間ぶりの安値を付ける場面もあったが、下値を売る動きは限られている。1,220ドルが堅いことがいまのところ確認できているといえる。
facebook twitter メールで送る 印刷

金相場は小幅上昇。

一時8週間ぶりの安値を付ける場面もあったが、下値を売る動きは限られている。1,220ドルが堅いことがいまのところ確認できているといえる。

FOMC議事要旨でインフレ見通しについて参加者の意見が割れており、ドルが上げ幅を縮小したことを受けて、この日は値を戻している。FOMC議事要旨では、インフレが今後の利上げのペースにどのような影響を与えるかについて、意見が割れていることが示された。また、資産圧縮の時期についても意見が割れていた。

このように、FRB関係者の中でコンセンサスが整ってないことが判明したわけだが、こうなると、想起の利上げもしづらいといえる。インフレも高まっておらず、利上げが金相場を圧迫するとの見方はしづらい。

現時点では9月のFOMCでの利上げは見送られ、資産圧縮の開始も来年1月になる可能性がある。一方、北朝鮮によるミサイル発射などの不透明感は、安全資産である金への投資を促しやすいといえる。

目先はドル高基調にあり、これが金相場を圧迫するものと思われるが、その時期は年末に向けた仕込みの時になるだろう。米長期金利の上昇基調も長期化する可能性は低いだろう。

非鉄相場はまちまち。

アルミは堅調さを維持し、1,930ドルを保っている。銅はLME在庫が4万トンも増加しており、売りが優勢になっている。6,000ドルを目前にして余剰在庫が市場に出始めている。ただし、5,800ドルを維持できていれば、いずれ反発に転じるだろう。ニッケルも続落したが、9,000ドルの大台で反発しており、ここを維持できるかを見極めたい。亜鉛は下げているものの、2,775ドルのサポートを維持し、鉛も一時大きく下げたものの、2,230ドルでは下げ止まって大幅に値を戻している。崩れてはいない。

金融引き締めやドル高基調などが上値を抑えているのだろうが、世界の製造業PMIの好転などもあり、景気の再加速を背景に非鉄相場は再び上向くことになるだろう。

原油は大幅反落。

6月のOPEC原油輸出量が増加したとの報道やドル高が圧迫した。それにしても、下げ方が激しい。繰り返すように、AI(人工知能)などを駆使した、ファンダメンタルズを理解していないと思われる市場参加者の売りが機械的に出ている感が強い。

目先的には買われ過ぎだったこともあり、一定の調整は必要だったが、それにしても下げ方が大きすぎる。いかに無味乾燥な機械的な売りが出ているかがわかる。利益確定が出たといえ、下げすぎであろう。

国際エネルギー機関(IEA)の関係者は、「主要産油国の生産増加は今年下半期に需給が再均衡するとの期待が損なわれかねない」と発言している。原油安を求める消費国の集まりであるIEAとしては、当然のポジショントークであろう。

一方、米石油協会(API)が公表した6月30日までの週の米国内原油在庫は前週比580万バレル減だった。市場予想は230万バレル減だった。原油受け渡し拠点のオクラホマ州クッシングの在庫は140万バレル減だった。ガソリン在庫は570万バレル減で、市場予想は100万バレル減だった。本日発表される米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計でも同様の内容が示されれば、短期間で反転する可能性もあろう。

【この記事に対するアンケート回答はこちらから】

トウシルのオススメ記事

▲トウシルトップページへ

 

 
世界のリスク
はじめての下落相場
年末高
ラクしてちょい稼
このレポートについてご意見・ご感想をお聞かせください「金は小幅上昇、原油は大幅反落」

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

記事についてのアンケート回答確認

「金は小幅上昇、原油は大幅反落」

今回のレポートはいかがでしたか?
コメント
世界のリスク
 
年末高
 
投資ワクワク
 
お宝優待株
 
人気記事ランキング
デイリー週間月間
投資の失敗
 
はじめての下落相場
 
はじめよう株主優待生活
 
人気ブロガー
 
NISAつみたてNISAロールオーバー
 
老後破綻
 
動画でわかる
 
メールマガジン

直近1日の記事を配信します

配信:平日毎営業日配信
祝日・GW・夏季/冬季休暇 を除く

公式SNS

タイムリーな情報を
ゲットできます

配信:記事配信時 随時
facebookおよびTwitterには一部配信しない記事もあります

TOP
×
トウシル メールマガジン および SNSについて
メールマガジン 申込み

トウシルメールマガジンではレポートやコンテンツ等、直近1日の記事をお知らせします。
本メールは配信希望のお客様に平日毎日お届けしております。
リアルタイムでの情報取得は、公式SNS(facebook、twitter)もあわせてご利用ください。

  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。
メールマガジン サンプル
メールマガジンサンプル
  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。