facebook twitter
金相場は横ばい。
江守 哲
コモディティ デイリーコメント
貴金属、原油を中心とした商品(コモディティ)マーケットの要点をまとめたデイリーコメント。コモディティマーケットに精通した江守氏の鋭い着眼点に注目。
金相場は横ばい。欧米株式市場や債券市場の値動きを眺めた売買交錯を背景に、動きづらい展開だった。ただし、株高と米長期金利の上昇でドルが上昇しており、これが上値を抑えているとみられる。
facebook twitter メールで送る 印刷

金相場は横ばい。欧米株式市場や債券市場の値動きを眺めた売買交錯を背景に、動きづらい展開だった。ただし、株高と米長期金利の上昇でドルが上昇しており、これが上値を抑えているとみられる。

これまでの地政学的リスクがやや後退していることや、米政権の政策進行への期待が米国株を押し上げており、リスクオフムードが緩和される可能性が高い模様。そうなると、これまで安全資産として買われてきた動きが一巡する可能性がある。

20日から始まったG20財務相・中央銀行総裁会議では明確な方針は示されない方針だが、これも市場に安心感を与え、金相場の下押しにつながる可能性があろう。さらに23日にはフランス大統領選の第1回投票が予定されているが、現状では波乱は予想されておらず、これも金相場の上値を抑えるだろう。

1,265ドル近辺までの調整は想定範囲内であり、ここで下げ止まれば、再び反発するものと考えている。一方、プラチナ・パラジウムは堅調に推移している。これらの動きにも注目しておきたい。

非鉄相場はおおむね堅調に推移。地政学的リスクへの懸念などを受けて下落基調が続いてきたが、ようやく値頃感から買いが入ってきたようである。アルミは大幅上昇し、銅も5,600ドルを維持して反発している。ニッケルや亜鉛、鉛も重要なポイントを維持して反発しており、目先の底値を確認したといえる動きにあるといえよう。中長期的な上昇トレンドは維持されているとみられる。

国際銅研究会(ICSG)は月報で、1月の世界銅市場が5万1,000トンの供給過剰だったとしている。前年同月は4万4,000トンの供給過剰だった。1月の世界銅生産は198万トン、消費は193万トンだった。また中国の1月の保税在庫は7万6,000トンの供給過剰で、前月の1万3,000トンの供給過剰から拡大している。目先の需給はやや緩んでいるように感じられる。

原油は小幅続落。調整が続いている。OPEC主導の減産延長の可能性と地政学的リスクが買いを誘う一方、米国の生産増への懸念が上値を抑える構図は変わっていないようである。いまは米国での生産増がより材料視されていることが下落につながっているが、調整は終わりに近づきつつあるだろう。

OPEC加盟国のサウジアラビアやクウェートは、OPEC加盟国とロシアを含む非加盟国が今年上半期の減産を延長する可能性があるとの見解を示している。サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は「減産延長のコンセンサスが形成されつつあるが、まだ固まっていない」との認識を示している。

OPEC減産と米国増産の綱引きが続きそうだが、いずれは需給バランスの改善が確認できるはずである。それまでは50ドルを底値に横ばいから上昇のきっかけを探る展開が続きそうである。5月末の米国のガソリン需要期入りまでの辛抱であろう。

【この記事に対するアンケート回答はこちらから】

トウシルのオススメ記事

▲トウシルトップページへ

 

 
世界のリスク
はじめての下落相場
年末高
ラクしてちょい稼
このレポートについてご意見・ご感想をお聞かせください金相場は横ばい。

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

記事についてのアンケート回答確認

金相場は横ばい。

今回のレポートはいかがでしたか?
コメント
世界のリスク
 
年末高
 
投資ワクワク
 
お宝優待株
 
人気記事ランキング
デイリー週間月間
投資の失敗
 
はじめての下落相場
 
はじめよう株主優待生活
 
人気ブロガー
 
NISAつみたてNISAロールオーバー
 
老後破綻
 
動画でわかる
 
メールマガジン

直近1日の記事を配信します

配信:平日毎営業日配信
祝日・GW・夏季/冬季休暇 を除く

公式SNS

タイムリーな情報を
ゲットできます

配信:記事配信時 随時
facebookおよびTwitterには一部配信しない記事もあります

TOP
×
トウシル メールマガジン および SNSについて
メールマガジン 申込み

トウシルメールマガジンではレポートやコンテンツ等、直近1日の記事をお知らせします。
本メールは配信希望のお客様に平日毎日お届けしております。
リアルタイムでの情報取得は、公式SNS(facebook、twitter)もあわせてご利用ください。

  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。
メールマガジン サンプル
メールマガジンサンプル
  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。