FIRE後のマネー収支は?

米国株に加え日本株投資も好調なので資産は増加

 会社員時代は毎月決まったお金を妻に渡し、家計を管理してもらっていました。資産の運用は得意ですが、家のことはよくわからないので、家計の管理は妻に任せたほうが間違いないと思いました(笑)。

 FIRE後の今もそのやり方を変えていません。毎月の給与はありませんが、以前と同じ金額を妻に渡しています。

 お金の出所は、1つは保有株の配当金(一部分配金)です。私の投資法は、基本的には値上がり益を狙うやり方です。ですので、配当金を重視したポートフォリオは組んでいません。とはいえ、配当がつく銘柄も多く保有しているので、年間に受け取る配当金は200万円を超えます。

 それより多いのが株を売買して得た利益です。米国株投資で1億円の資産を築いたといいましたが、米国株は長期保有であり、ほとんど売却することはありません。ただ、会社を辞めた後、日本株投資を再開したんです。

 金融機関の社員という肩書きがなくなり、何でも買えるようになったし、銘柄研究したりする時間もたっぷりあるので。日本株は短期的な値上がり益を狙うことが多いので、その利益を生活費に回しています。

 ちなみに日本株投資を再開した2019年は、日本株の売買だけで2,000万円の利益を出しました。2020年はコロナショックもあって苦戦しましたが、それでもプラスを確保しました。会社を辞めて2年以上経ちますが、資産は減っていません。むしろ逆に増えているのが実情です。

FIREしてよかったと思うことは?

家族と過ごす時間が増えた

 自由に使える時間が潤沢にある、これにつきると思います。会社員時代にはやりたくてもできなかったことが、できるようになりました。

 その1つが、家族と過ごすことです。会社員の頃も子供たちとはできるだけコミュニケーションを取るようにしていましたが、私の帰りが遅いこともあり、時間的には多くなかったと思います。今は毎日、家族4人で夕食を取りますし、断然、会話が増えました。

 それに、私は毎日が休日のようなものですから、家族旅行もいつでも行けます。実際、退職後、長男とはシンガポール、次男とはマレーシアに行き、子供との仲を深めるいい時間を過ごせました。

 さらに、退職後、母とはベトナムに行き、親孝行もできました。その後、コロナがはやって海外旅行はしにくくなりましたが、世の中が落ち着いたら、また行こうと思っています。

エルさんのFIRE LIFE ある一日

時刻 行動
6:00 起床。日経新聞電子版の記事をチェック。
興味深い記事があったら、
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7:00 朝食
9:00 株式市場が開くと同時に、その日の動きを確認。
興味を引く銘柄があれば調べて売買を検討する。
何もなければすぐに退場する
12:00 昼食。この日は家の近くのビストロに行き、ランチを楽しむ
13:30 自宅に戻り、ブログ執筆、読書など
16:00 家の近くのジムに行く
19:00 家族とともに夕食
20:00 読書、映画鑑賞など
22:30 米国市場が開く(冬時間は23時半)ので、
保有銘柄の動きをチェック
24:00 就寝