facebook twitter
「金」は3日続落。「原油」はイラク軍キルクーク油田掌握を材料に高値
江守 哲
コモディティ デイリーコメント
貴金属、原油を中心とした商品(コモディティ)マーケットの要点をまとめたデイリーコメント。コモディティマーケットに精通した江守氏の鋭い着眼点に注目。

「金」は3日続落。「原油」はイラク軍キルクーク油田掌握を材料に高値

2017/10/19
・次期FRB議長の影響か?金続落
・非鉄相場は下降気味。しかし鉛は反発
・地政学的リスクを背景に高値。原油続伸
facebook twitter メールで送る 印刷

次期FRB議長の影響か?金続落

 金相場は3日続落。米長期金利の上昇とそれを受けたドル高が嫌気されたのか一時10月9日以来の安値となる1,276ドルをつける場面もあった。

 次期FRB(米連邦準備制度理事会)議長の人選をめぐっては、タカ派的な候補が選出されるとの見方が市場に出ており、これがドル高・金相場の下落につながっている。米国株が過去最高値を更新し続けているが、その中でも金は下げ渋っているといえる。米国の金融政策の考え方や政権の為替政策を考慮すれば、金相場が暴落するような動きにはなりにくいだろう。

 

非鉄相場は下降気味。しかし鉛は反発

 非鉄相場はまちまち。LME(ロンドン金属取引所)在庫は銅が増加したが、その他は減少した。

 アルミは下落し、2,140ドル前後のサポートを割り込んだ。2,100ドル近辺までの調整となる可能性がある。銅は続落し、節目の7,000ドルを割り込んだが、6,990ドルの短期サポートを維持している。しかし、短期的には買われすぎであり、調整が欲しいところである。

 ニッケルもまったく同じ動きで、下げているが、持続的な上昇には1万1,000ドル程度まで下げたほうがよいだろう。亜鉛は反発。重要なサポートの3,070ドルをサポートして反発しており、目先の下値を確認したといえそうである。鉛は反発。ただし、まだ不安定である。とはいえ、基本的に全般的な堅調さは維持されているといえるだろう。一方、中国の9月の鉄道貨物輸送量は前年同月比9.2%増加の3億1178万トンとなった。1~9月では前年同期比14.6%増の27億6,000万トンだった。

 

地政学的リスクを背景に高値。原油続伸

 原油は4日続伸。中東の地政学的リスクなどを背景に買われたWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油は9月27日の52.14ドル以来、終値で3週間ぶりの高値を付けている。イラク中央政府とクルド自治政府が帰属を争う係争地への展開を続けているイラク軍は、キルクーク州に点在する油田を次々と掌握したことを明らかにした。これを受けて、キルクークからの原油供給が混乱するとの懸念が広がった。キルクークからトルコ・ジェイハン港への輸送パイプラインを通じた原油輸出量は日量60万バレルから22万5,000バレル前後に急減しているようで、これが材料視されているといえる。

 また、核合意に関してイランと米国との間で緊張が高まっていることも支援材料となっているとみられる。EIA(米エネルギー情報局)が発表した最新週の原油在庫は前週比570万バレル減と、市場予想の420万バレル減を上回る減少幅となった。ガソリン在庫は90万バレル増だったが、市場予想の30万バレル増を上回った。

 ディスティレート在庫も減少予想に反して50万バレルの増加となった。これを受けて、一時マイナス圏に入る場面もあったが、その後は堅調さを取り戻した。原油生産量は日量840万バレルと、前週比107万バレル減少。輸入も日量748万バレルと、13万バレル減少した。ハリケーンなどの影響がまだ出ているもようだが、原油在庫の減少が今後、原油相場に徐々に効いてくるだろう。

 

【この記事に対するアンケート回答はこちらから】

トウシルのオススメ記事

▲トウシルトップページへ

 

 
世界のリスク
はじめての下落相場
年末高
ラクしてちょい稼
このレポートについてご意見・ご感想をお聞かせください「金」は3日続落。「原油」はイラク軍キルクーク油田掌握を材料に高値

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

記事についてのアンケート回答確認

「金」は3日続落。「原油」はイラク軍キルクーク油田掌握を材料に高値

今回のレポートはいかがでしたか?
コメント
世界のリスク
 
はじめての下落相場
 
投資の失敗
 
お宝優待株
 
人気記事ランキング
デイリー週間月間
投資ワクワク
 
年末高
 
人気ブロガー
 
NISAつみたてNISAロールオーバー
 
はじめよう株主優待生活
 
老後破綻
 
動画でわかる
 
キャリマガ
メールマガジン

直近1日の記事を配信します

配信:平日毎営業日配信
祝日・GW・夏季/冬季休暇 を除く

公式SNS

タイムリーな情報を
ゲットできます

配信:記事配信時 随時
facebookおよびTwitterには一部配信しない記事もあります

TOP
×
トウシル メールマガジン および SNSについて
メールマガジン 申込み

トウシルメールマガジンではレポートやコンテンツ等、直近1日の記事をお知らせします。
本メールは配信希望のお客様に平日毎日お届けしております。
リアルタイムでの情報取得は、公式SNS(facebook、twitter)もあわせてご利用ください。

  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。
メールマガジン サンプル
メールマガジンサンプル
  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。