1986(昭和61)年3月16日

スイス国連加盟の国民投票否決

 

 1986(昭和61)年3月16日、スイス連邦は国連加盟を求めるイニシアチブ(国民発議)を、反対75%で否決しました。

 スイスは過去、国際連合の前身とされる国際連盟には加入しており、その本部もスイス連邦内のジュネーブに置き、連盟活動には積極的に参加していました。国際連盟は「国際平和機構の設立」という崇高な目的を掲げて設立されたもので、スイスの永世中立を目的の一つとしていたのです。

 しかし第2次大戦後、国際連盟が解散すると、スイスは国連には参加しないという書簡を国連総会議長宛に送付しました。

 国際連合は英語では「United Nations」と表記され、その意味は大戦の戦勝国である「連合国」と同義です。つまり国際連盟と、戦後処理を主目的とした国際連合とは、継続性がない組織だったのです。

 国際連盟への失望と、新しく誕生した国連が戦勝大国に都合の良い機関に映ったことがスイスの国連加盟拒否に繋がったと言われています。

 

1986年3月16日の日経平均株価終値は

14,664円47銭

ライター:FIXJAPAN 前沢ともあき