企業業績を見ると、2018年は「踊り場」に

 9月中間決算の発表が終盤を迎えつつあります。中間決算発表時に、今期(2019年3月期)の業績予想を上方修正する企業と、下方修正する企業があります。円安効果で、上方修正の方が多いものの、中国関連・設備投資関連株では、下方修正も増えています。2016・2017年と比べると、業績のモメンタム(勢い)が低下しつつあることは明らかです。

東証一部上場3月期決算、主要841社の連結純利益(前期比変化率)

出所:楽天証券経済研究所が作成

 今期(2019年3月期)の企業業績は、「踊り場」となる見込みです。2018年の日経平均がボックス圏で推移しているのは、企業業績が踊り場となることを反映していると、考えられます。

 発表中の9月中間決算につき、明日、さらに詳しく解説します。

 

▼もっと読む!著者おすすめのバックナンバー

11月8日:アメリカ中間選挙の結果受け、NYダウ急騰!「ねじれ議会」が持つ意味とは
11月5日:日経平均急反発でも、短期的な下値リスクは払拭できず。米中間選挙に注目
10月29日:景気ピークアウトが視野に。それでも日本株は買い場と考える理由

▼他の新着オススメ連載

今日のマーケット・キーワード:日印、共同で『AI』開発に乗り出す

▼いま警戒すべき市場リスクは?
​特集世界景気減速か!株安リスクを読む