株式運用の考え方に株価指数に連動する投資成果を目指すパッシブ運用と、銘柄を選別して株価指数を上回る投資成果を目指すアクティブ運用があります。一般的にパッシブ運用の場合は保有銘柄数が多く個別銘柄の影響が小さくなるため、特定の銘柄が暴落してもその影響を抑えることができますが、市場並みの投資成果しか得られません。
それに対してアクティブ運用はパッシブ運用よりも保有銘柄が少ない傾向があり、保有銘柄の暴落リスクが大きくなりますが、市場を超える投資成果を得られることがあります。しかし、銘柄選定はプロのファンドマネージャーでも難しく、株価指数を上回る投資成果を得ることは容易ではないといわれます。
しかしながら、株式市場においては注目されるテーマに関連した銘柄が株価指数を超えて上昇することがあり、そのテーマに関連する複数の銘柄に投資することで株価指数を上回る成果となることがあります。eワラントには、株式市場において関心の高い銘柄群(テーマバスケット)に少額からまとめて間接的に投資ができる商品があります。それは「バスケットトラッカーeワラント」です。
下の図は自動運転関連株に投資ができる「自動運転関連バスケットトラッカーeワラント」と日経平均株価のパフォーマンスを比較したものです。「自動運転関連バスケットトラッカーeワラント」の取引が始まった2月6日以降で比較しています。この期間、日経平均は19.1%の上昇となっていますが、「自動運転関連バスケットトラッカーeワラント」は55.0%の上昇となっています。上昇率でみると3倍近い差になっています。

「自動運転関連バスケットトラッカーeワラント」は11月8日に満期日を迎えますが、その後継商品として「自動運転関連バスケット2トラッカーeワラント」が10月16日から取引ができるようになっています。
「自動運転関連バスケット2」は、大手半導体メーカーを中心に、eワラント証券が独自に選別した自動運転技術に関連する10銘柄で構成されています。「自動運転関連バスケット2」は、完成車メーカーが含まれていません。これは、自動運転技術を支える部品やシステムの需要を担うサプライヤーへの投資の方が、現在の企業収益へのインパクトなどから判断して投資妙味があると考えられるためです。

「自動運転関連バスケット2トラッカーeワラント」の満期日は2018年8月8日であり、原則として満期日まで「自動運転関連バスケット2」の構成銘柄は変わりません。また、トラッカーeワラントは、中長期的に対象資産(本稿においてはテーマバスケット)と似たような値動きをするように設計されており、レバレッジはありません。トラッカーeワラントは投資信託ではないので、信託報酬はありませんが、管理コストが価格に反映されており、お客様の買値と売値には価格差(売買スプレッド)があります。(なお、トラッカーeワラントには「プラス5倍」または「マイナス3倍」という銘柄があり、これらはレバレッジのあるトラッカーeワラントです。)
【eワラントについて】
eワラントは少額からレバレッジ投資が可能なカバードワラントという金融商品取引法上の有価証券です。レバレッジ投資が可能でありながら損失限定(投資した資金以上の損失はない)という特長を持っています。レバレッジ水準は国内外の個別株式・株価指数を対象原資産とする銘柄で2~20倍程度、為替を対象原資産とする銘柄で2~50倍程度です。
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