2012(平成24)年12月16日

総選挙で自民党圧勝、政権復帰

 2012(平成24)年12月16日、総選挙で民主党が大敗。自民党が圧勝し、3年3カ月ぶりに政権に復帰しました。

 この年の11月14日、党首討論の場で民主党代表の野田佳彦首相は、「衆議院議員定数の削減に自民党が賛成することを条件に衆議院を解散する」と表明。安倍晋三総裁がこれに同調したため突然、解散が決まりました。

 当時は東日本大震災の影響が残り、日経平均株価が1万円未満で推移するなど、日本経済はどん底でした。民主党は2009年に自民党から政権を奪取した当時の高い支持率を失い、自民党は野党として政権批判を強め、勢いを取り戻していました。

 選挙では、民主党は歴史的な大敗を喫しました。大物議員も含め、現職閣僚が次々と落選。議席数は解散前の230から57へ激減しました。一方自民党は、すべての常任委員会で過半数を占め、絶対安定多数を大幅に超過する294議席を獲得。31議席を得た公明党と連立政権を組み、12月26日には安倍内閣が発足しました。
 

2012年12月16日の日経平均株価終値は

9,737円56銭

※2012年12月16日は休日のため前営業日の株価